本当に子どもの足にいい
シューズを目指して。
アシックスのスクスクがデビューしたのは1997年。その頃、日本でも少しずつファッション性にこだわった子ども用ブランドスニーカーなどが手に入るようになっていましたが、子どもの足のメカニズムを科学的に分析して作られた子ども靴は見当たらないという状況でした。折しも1994年をピークに子どもの出生数が減少しはじめ、「少子化」の問題がクローズアップされはじめた頃。それまでに比べて、一人の子どもに対し「いいものを与えたい」というこだわり消費のニーズが高まっていくことがすでに予測されており、1990年代半ばからアシックスで「子どもの足にいいシューズ」への取り組みが始まったのです。
The History of SUKU²
The History of SUKU²
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1997スクスク発売開始カリフォルニア MINI初代スクスクアイテムの発売。初代モデルはヒモ靴タイプだったが、シューレースストッパーがついていてヒモを結ばなくても、ワンタッチで装着完了。今では0.5cm刻みのサイズ展開は一般的だが、当時としては珍しかった。
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2000はだし化宣言グレン・ドーマン博士の「子どもにとって大切なことは、歩く、走るといった単純で基本的なこと。それをどれだけたくさん行うかによって、子どもの運動能力は変わっていく」という考えに基づき、「土の上のはだし」という開発テーマを作成。「土の上のはだし」、それは足ゆびを使って踏ん張れること、はだしのように足なりに曲がること、土の上を歩くような適度なクッション性があること、そして肌にとってサラサラと快適であること、その4つの条件を備えた子ども靴を作るために、開発には子どもの歩き方や足の形、成長のプロセスなどに関する数多くの研究データが盛り込まれた。
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2000グッドデザイン賞受賞GD.WALKER®BABY-MT / GD.WALKER®MINI-MTより脱ぎ履きしやすいように、面ファスナーのベルトを採用。 子どもの足形を忠実に再現したオブリーク型の靴型、足ゆびで踏ん張れるようにデザインしたソール。 部品数と縫い目を少なくすることで足あたりをよくし、ミドルカットで足首もしっかりとホールド。 2000年度グッドデザイン賞受賞。
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2003上履きシリーズ発売SUKU²上履き子どもの足形データを計測、分析した結果に基づいて開発したラスト(靴型)を採用した上履き。アッパーには通気性の良いメッシュを使用し、かかと部に内蔵されたヒールカウンターがかかとのぐらつきを抑えます。毎日長時間履く上履きは、子ども達の足に大きな影響を与えるといわれており、子どもの足の成長を妨げないような機能を盛り込んだ上履きシリーズは、改良を重ねて今も販売されているアイテム。
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2004細身の足に合わせた子ども靴を発売メキシコナロー細身の足のお子様に合わせて設計されたナロータイプ。ベビー、ミニ、ジュニアの各シリーズで展開された。靴底は「く」の字型の意匠を、向きを交互に並べながら凹凸を大きく深めに設計し、素材に当社のランニングシューズなどにも採用している耐摩耗性に優れたAHAR(エ―ハ―)素材を採用。
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2006スクスク・ファーストシューズ発売歩き始めた赤ちゃんのためのファーストシューズを発売。歩き始めから6ヵ月までの赤ちゃんの歩行変化を動画で記録し分析。大人と違って、前への重心移動よりも横への重心移動が大きいなどの特徴を考慮して設計。
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2007第1回キッズデザイン賞受賞アニマル FIRST歩き始めの赤ちゃんの歩き方を研究し、その時期独自の歩き方に合わせたファーストシューズを開発。アッパーにはやわらかな素材を採用し、また内側には肌に優しい素材を採用し縫い目を減らして肌への負担を軽減。赤ちゃんが歩くのが好きになるようにイヌ、キリン、ウマの3種類をデザインのイメージに。10周年記念の特別バージョンとして、童画家の方がデザインした靴箱やメッセージカードを同封。
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2007アシックス・キッズキューブ1号店オープン神奈川県横浜市にキッズ商品を専門に取り扱う直営店として「アシックス・キッズキューブ」の1号店がオープン。子供の身体の動きをアシックススポーツ工学研究所で分析して開発された、スクスクのウエアも取り扱った。
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2008第2回キッズデザイン賞受賞GD.WALKER®MINI MSⅡ子どもにも簡単、ワンアクションで甲をしっかりホールドするユビイチベルト採用。アシックススポーツ工学研究所で検証したところ、足首に最も近い部分を締めること、締める面積を広くすることが重要であるとわかった。子どもの「1人でできた!」という自主性をサポートしつつ、フィット感を損なわない1本ベルト構造が生まれた。
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2009アイダホシリーズ発売アイダホ BABY / アイダホ MINI従来品に比べグリップ性、耐久性が向上したアイダホシリーズを発売。アウターソールには当社のランニングシューズなどにも採用しているAHAR(エーハー)素材を使用。靴底の意匠の凸凹に厚みをもたせ、それぞれの意匠を独立されることで、従来品に比べ耐久性だけでなく、グリップ性も向上させたのが大きな特徴。以後、定番として現在でも少しずつデザインをリニューアルしつつ発売され続けているシリーズ。
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2012スイーツをイメージしたファーストシューズ発売SWEETSFIRSTクッキー、マカロン、ショコラをイメージしたファーストシューズを3タイプ発売。パッケージには絵本作家さんによるオリジナルデザインを採用。
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2013ファミリアコラボアイダホ MINI-f.ファミリアブランドの象徴として親しまれているオリジナルチェック柄を採用。上品かつ子どもらしさを引き立てるデザインで、ブルーとレッドの2タイプを発売。ファミリアは1950年に神戸で創業し「愛情品質」をもの作りのコンセプトとするベビー子ども関連ブランド。このコラボレーションは、同じ神戸で創業し、品質を第一に商品開発を行うなど、当社と共通点が多いことから展開することとなる。
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2014防水性に優れた靴を発売TR.RUNNERMINI G-TX水辺で遊ぶことが多いキャンプや雨の日などでも快適な履き心地が保てるよう、優れた防水・透湿機能をもつ素材「ゴアテックスファブリクス」をアッパーに採用したのが特徴。外からの水の浸入を抑えながら、汗の水蒸気を逃すことにより、汗をかいても靴内がムレにくくなっている。自然学校や家族でのアウトドア体験など、子どもが自然とふれあうシーンで求められる機能を考慮して開発。
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2015第7回マザーズセレクション大賞 受賞子育てをしているママたちが「ほかのママたちにも推薦したい、便利で役に立つ商品・サービス・施設」に自由に1票を投票し、得票が多かった商品を毎年選定する「マザーズセレクション大賞」をスクスクがキッズシューズとして初受賞。
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2015トップスピードシリーズ発売TOPSPEED®MINI / TOPSPEED®Jr.運動会でより速く、よりかっこよく走るために開発されたシリーズ。マラソンシューズの軽さと、陸上短距離用スパイクシューズの推進力を併せもっているのが特徴。
靴底は、体重がかかりやすく蹴り出す際の軸となる母趾球部分に大きめの意匠を配している。この形状が足の運びをサポートする役割を果たし、キック力を効率よく路面に伝え、前方へ推進しやすくなっている。また、前足部全体に、多方向にエッジが効き、優れたグリップ力を発揮するY字型の意匠を配すとともに、屈曲溝を2カ所に設け、足の動きに沿って曲がりやすくしている。 ミッドソールは、独自開発の軽量スポンジ材を採用し、優れたクッション性を保ちながら軽量化を実現。 -
2017JAPAN MATERIAL SERIES発売アイダホ BABY JP / アイダホ MINI JP「ジャパンマテリアル」シリーズは、発売20周年を記念したもので、子どもたちの足に優しく、快適に着用してほしいとの思いから企画された。アッパー本体のメッシュや補強材、アシックスストライプをはじめ、腰裏材、中敷の表面といった肌に触れやすい部分の材料に、日本製の上質な素材を採用したのが特徴。着脱しやすく扱いやすい、ベルトで締めるタイプとなっている。2本ベルトなので、フィット感の調節がしやすい。
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2018ASICS KIDS GINZA オープンスクスクの商品や世界観を国内外のお客さまに向けて発信するお店としてオープン。「子どもの健やかな成長を足元から応援する」をコンセプトに、アシックススポーツ工学研究所で子ども特有の足形や動作を研究・分析したデータを基に作製したシューズを豊富に取り揃える。
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2020関西初の直営店オープン関西で初となる「アシックス」ブランドの子ども靴を取り揃えた直営店。2018年春にオープンした東京・銀座の「ASICS KIDS GINZA」に続く2店舗目。ホワイトとブルーをベースに木目調の床や什器を配している。さまざまな形を作り出す原型となる丸や四角をモチーフにした、動きのある空間で、子どもの足が成長していく過程を表現。
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2020ファミリアコラボのフォーマルシューズを発売EFOLT LF-f. / EFOLT OS-f.コンセプトは「Dress & Dash」。やわらかな天然皮革を使用したシンプルで洗練されたデザインとしながら、足を動かしやすく軽やかな履き心地が得られるようにしたのが特徴。神戸発祥である両ブランドが共同開発した証として、中敷とオリジナルシューズボックスには、アシックスのロゴの下に「developed in KOBE」、ファミリアのロゴの下に「designed in KOBE」をプリント。
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