フリースタイルスポーツとも融合した「なぞときFUNロゲイニング」が三島で開催
歩くだけ、じゃない。
アタマとカラダを使った新感覚アクティビティ
NAZO TOKI FUN ROGAINING in MISHIMA

#WELL-BEING 2022.02.18

フリースタイルスポーツとも融合した「なぞときFUNロゲイニング」が三島で開催

昨年11月に須坂で行われ大盛況だった「なぞときFUNロゲイニング」が、静岡県三島市を舞台に再び開催されました。今回はロゲイニングや謎解きに加えて、話題のフリースタイルスポーツとも融合し、カラダも使ったアクティビティへとバージョンアップ。いったい三島でどんなロゲイニング体験が繰り広げられたのか、その模様をレポートします。

「なぞときFUNロゲイニング」ってどんなイベント?

「ロゲイニング(ROGAINING)」は、コンパスとスタート前に渡される地図を頼りに、制限時間内で指定されたチェックポイントを回って獲得したポイントを競うナビゲーションスポーツの一種。今回レポートをお届けする「なぞときFUNロゲイニングin三島」は、そんなロゲイニングをベースになぞときやフリースタイルスポーツの要素も加えたワクワク感たっぷりの新感覚アクティビティです。

「水の都」三島市。歩きがいのある美しい町が舞台

「なぞときFUNロゲイニングin三島」は、古くから交通の要所として栄えた静岡県三島市が舞台。富士山をのぞむ雄大な景観をもち、伏流水がそこかしこに流れる「水の町」とも称される美しい町です。駅周辺には昭和の香りあふれるレトロなお店や、古い建物をリノベーションした現代風のカフェなどがあちこちに点在するほか、少し歩みを進めれば小川が流れる情緒たっぷりの小路が現れたりと、多彩な表情をもっているのも特徴です。

ルート選び、ひらめき、運動神経。あらゆる要素で勝負!!

1月15日(土)、朝9時。「なぞときFUNロゲイニングin三島」の参加者たちが、国の天然記念物及び名勝にも指定されている「楽寿園」のイベント広場に集まってきました。スポーティーな身なりで固めたチームから、小さな子どもを抱きかかえたファミリーまで参加者のスタイルは様々です。

全チームが揃ったところで、まずはイベント概要とルールの説明が行われます。制限時間は3時間。移動手段は基本歩きのみ(走るのもOKですが公共交通機関の利用は禁止です)で、ポイント獲得の手段は3つあります。

1つめは本来のロゲイニングのように地図上に設けられたいくつものチェックポイント(以下、CP)に足を運び写真を撮影してくること。これで最大1,860ポイントが獲得できます。2つめはなぞとき。これも地図上に設けられた出題ポイントでお題が渡され、全問正解すれば最大で1,500ポイントがもらえます。そして3つめは今回から新たに加わったバスケットボール、サッカーボール、ヨーヨー、けん玉などを使ったフリースタイルスポーツにチャレンジすること。上手くいけば最大1,400ポイントがゲットできるのです。

ちなみにフリースタイルスポーツは、「見てもらうのが一番!」ということで、各競技のフリースタイラーたちがステージ上でデモンストレーションを披露。その常人離れしたプロの動きに参加者からは歓声があがっていました。

勝敗のカギを握るのは?

9時45分。いよいよ「なぞときFUNロゲイニングin三島」がスタート。各チームが楽寿園のイベント広場から四方八方へと一斉に散らばっていきます。今回のCPは三島市内の南北およそ3.5km、東西およそ2.5kmのエリア内に33ヶ所設置。ただし時間内にすべてを回るのは不可能なので、欲張りすぎは禁物。自分たちの歩行スピードと体力を意識しながら、どこまで足を伸ばして高得点を獲りにいくのかという戦略が勝敗の鍵を握ります。

そうした「勝負」の側面がある一方で、真正面に突如と表れる富士山に思わず声を上げたり、澄んだ小川の美しさに目を奪われたりすることも。こうしたちょっとした気づきもまた、歩くをテーマにしたロゲイニングの魅力だといえるでしょう。

エリア内に5ヶ所設置されたフリースタイルスポーツの体験スポットにも、各チームが続々とやってきます。技に応じて獲得ポイントが異なり、もっとも難易度が高い技を決めれば高得点! もちろんチャレンジの前には、ヨーヨーで7度の世界チャンピオンに輝いているRei Iwakuraをはじめ、フリースタイルバスケットボールのISSEI、フリースタイルフットボールのKo-sukeとHIRO-K、けん玉のEASYといった錚々たるメンバーが、目の前で技を披露しながらクリアの秘訣を丁寧に教えてくれるのです。

普通のサッカーやけん玉は経験していたとしても、多くの参加者にとってフリースタイルスポーツは未知の領域。クリアするのが困難な技もありましたが、決まれば一躍チームのヒーローに。失敗しても「惜しい!」「もう1回やらせて!」などと、参加者とフリースタイラーが一緒になって盛り上がる光景が印象的でした。

あっという間にスタートから3時間近くが経過。思い思いに三島を歩き回った23チームの参加者たちが、徐々に楽寿園のイベント広場に戻ってきました。歩き疲れて座り込む人、まだまだ歩きたそうにしている人、制限時間ギリギリまで謎解きに挑む人。参加者からは一様に、「なぞときFUNロゲイニング」を楽しみ尽くした達成感と高揚感が伝わってきます。

優勝賞品の「GEL-MOOGEE」は誰の手に?

13時00分、結果発表が始まりました。今回から新設された子ども連れの家族チームが対象の「ファミリー賞」と、フリースタイルスポーツで高得点だったチームに贈られる「スポーツ賞」の授与が行われ、いよいよ総合成績上位の発表へ。

2位に輝いたのは、「チームHips謎解き」。女性5人で息の合ったチームワークを発揮し、見事2,499ポイントを獲得しました。そして、ASICSのウォーキングシューズ「GEL-MOOGEE」が贈られる第1位は、2,508ポイントを獲得した「チームやまげん♪」! その差、わずか9ポイントです。

イベントのラストは恒例となっている参加者全員での記念撮影。お互いに健闘を称え合いながら、「なぞときFUNロゲイニングin三島」は幕を閉じました。次回開催時は、歩くを超えたその面白さをぜひご自分の足で確かめてみては?

見事ASICSシューズをゲットした優勝者にインタビュー

「なぞときFUNロゲイニングin三島」の優勝者は、神奈川県から参加の鈴木真さん(左)と東京都から参加の松元恭子さん(右)。普段からロゲイニング仲間で、毎週のように大会に参加しているというお二人にお話を伺いました。

「実際のロゲイニングは山の中を移動したりするので、マップに集中して先導するナビゲーター役と周囲の状況把握に務める役など、上手な役割分担が大切なんです。今回の「なぞときFUNロゲイニングin三島」では、ナビやリルートに集中する役と謎解きに集中する役を交互に担当しました」(松元さん)

「謎解きを1問間違えてしまったので優勝はないだろうと思ってたんですが、まさか自分たちが勝つとは(笑)。最初は高得点のCPを狙っていたんですが、そこに行くまでに想像以上に時間がかかってしまい、時間的に難しいことが判明したんです。そこで効率的にたくさんのCPを通過できるルートに切り替えたのが、功を奏しましたね」(鈴木さん)