ウォーキングとビューティの関係を紐解く、ビューティライターAYANAの連載「WALK ON YOUR COLOR」。毎回テーマを変え、ウォーキングというフィルターを通してキレイのヒントを探ります。第2回は、ウォーキングのときに楽しめるネイルアレンジ。指先に美しいデザインが施されていると、ウォーキング中も気持ちが上向きになりますよね。こんな気分で歩きたいな！と思うとき、リンクしたデザインだとさらに楽しめます。ネイルデザインは奥の深い世界ですが、少しの工夫で、初心者でもひねりのあるアレンジが簡単にできます。ヘア&メイクアップアーティストの伊藤美佳さんが、気分に合わせたネイルデザインをレクチャーしてくださいました。

すがすがしい気持ちに似合う、透明感のあるネイルデザイン

肌に溶け込むようにナチュラルなカラーをベースに、さらに透明感を引き出すラメをプラスしたデザインは、朝のウォーキングやすがすがしい気分のときに。フェミニンで清潔感のある印象に。

HOW TO

1/肌なじみのよいベージュやピンクベージュを全体に一度塗りする。
2/粒が大きなホワイト系のオーロラグリッターをいくつか、クリアなネイルカラーやトップコートを使って指先に貼り付ける。
3/ホワイト系オーロララメが入ったネイルカラーを、ラメの上からネイル半分くらいまでの位置に重ねてグラデーションを作る。

伊藤さんからのワンポイント

ベースに施すカラーは一度塗りで透明感を出すのがポイントです。グリッターとラメは、オーロラ以外にシルバーやゴールドでも構いませんが、色を揃えるとまとまります。つめ先にラメやグリッターを乗せることでネイルに厚みが生まれ、剥がれにくくなるのもうれしいところ。

ポジティブな気持ちをキープできる、ポップでカラフルなネイルデザイン

悩みを吹き飛ばしてくれるような、明るくヘルシーなネイルデザインは、ポジティブな気持ちで歩きたいときに。ランダムに乗せたブリオンとパールがアクセントに。ポップアートのように色遊びを楽しんで。

HOW TO

1/指ごとにカラーを変えて、それぞれ2度塗りしてしっかりとした発色に。
2/サイズ違いのゴールドブリオンをネイル用接着剤でランダムにあしらう。
3/上からトップコートを重ねて艶出し&補強する。

伊藤さんからのワンポイント

カラフルなネイルに統一感を持たせるポイントは、同系色を選ぶこと。黄色、オレンジ、赤の範囲で同じような発色・トーンのものをチョイスするとうまくいきます。ブリオンはサイズを変えてランダムに乗せています。中央ではなく甘皮に寄せた位置とつめ先に寄せてのせるとカラーがきれいに映えます。

凛とした意志で前向きに歩く、クールな印象のモノトーンデザイン

ミニマルな中に直線のグラフィックを組み合わせたモダン&スポーティなデザインは、目標を定め、やる気に満ちたウォーキングにぴったり。ホワイト&シルバーのネイル×ラインテープを組み合わせて、簡単にひねりの効いた仕上がりに。

HOW TO

1/ホワイトとシルバーのネイルを交互に2度塗りする。
2/ホワイトとシルバーのネイルアート用ラインテープを、それぞれ逆の色のネイルの上に貼る。太さに変化をつけると動きが生まれる。
3/上からトップコートを重ねて艶出し&補強する。

伊藤さんからのワンポイント

ラインテープは安価で扱いも簡単なので、初心者でも取り入れやすいネイルアイテムのひとつ。つめの根本から指先に向かって少しずつ抑えながら貼り、つめ先はアイブロウ用などの小さな鋏でカットするとうまくいきます。ラインを入れるとスポーティな印象が生まれるので、ウォーキングにもぴったりです。

穏やかな気持ちでルーティンに向かう、エレガントなグレージュネイル

おしゃれなグレージュのカラーをランダムに組み合わせたエレガントなデザインは、習慣化しているウォーキングに。どんなスタイルにもマッチするから、変化の多い毎日のなかでもウォーキングというルーティンに向かえます。

HOW TO

1/グレイッシュなカラーをランダムに2度塗りする。
2/ストーン素材のデコパーツをネイル用接着剤でランダムにあしらう。
3/上からトップコートを重ねて艶出し&補強する。

伊藤さんからのワンポイント

グレージュのネイルを数本選ぶときには、グレージュというトーンを揃えつつ、同系色でまとめるよりは、アクセントカラーを入れてあげると仕上がりがおしゃれに。たとえばピンクやベージュのなかにブルー、パープル、イエローなどを入れていくといいですよ。グレージュはモード、クラシック、スポーティとどんなファッションにも合うのでトライしやすいと思います。