アシックスと「PHOTO KOMORO」がコラボレーション。日光写真で歩きと写真のおもしろさを体験。
歩いて、描こう。“足あと”がアートになる
ENJOY, WALKING AND PRINTING

#WELL-BEING 2021.12.09

アシックスと「PHOTO KOMORO」がコラボレーション。日光写真で歩きと写真のおもしろさを体験。

2021年11月6日、7日にかけて、アシックス ウォーキングは国際的な写真フェスティバル「浅間国際フォトフェスティバル 2021 PHOTO KOMORO」(以下、PHOTO KOMORO)とのコラボレーションイベントを開催しました。太陽の光を利用して画像を焼き付ける、写真の原型とも言われる「日光写真」のワークショップ。自分の足あとをアート作品のようにプリントして、大人も子どもも歩くことと写真を撮ることのおもしろさを体験しました。

有形文化財を舞台に、歩き×写真のイベントを開催

2018年にスタートした「浅間国際フォトフェスティバル」。長野県は浅間山麓の地域を拠点に始まった、世界に写真文化を発信する国際的な写真フェスティバルです。2021年からは小諸市を舞台にした「浅間国際フォトフェスティバル 2021 PHOTO KOMORO」(以下、PHOTO KOMORO)がスタート。アシックス ウォーキングのこの世界に写真文化を発信する国際的な写真フェスティバルに協賛し、「歩き」と「写真」の魅力を再認識できるイベントを開催しました。 会場となったのは、ほんまち町屋館。昭和40年代まで味噌・醤油の醸造業を営んでいた旧清水屋の商家造りをそのままに活かした、展示・イベントなどの多目的に利用できる施設です。浅間山などの眺望を活かした小さな公園に休憩施設を併設した、周辺の情緒あふれる佇まいに調和した施設は、有形文化財に登録されています。

大人も子どもも、日光写真を楽しもう

「日光写真」を知っていますか? 太陽の光を利用して写真のように画像を焼き付ける写真技法です。世代によっては子どもの頃に体験したことがあるという人も少なくないのではないでしょうか。絵柄が浮き出てくるまで、ワクワクしながら待っていた記憶があるかもしれません。そんな大人から子どもまで楽しめる「日光写真」を通じて、自分だけの「歩き」をカタチに残すイベント「歩いて、描こう。“足あと”がアートになる、日光写真にチャレンジ!」を行いました。 日光写真のイベントに参加したのは、地元住民や観光客といったファミリーや友人などのさまざまなグループ。ほんまち町屋館ではアシックスのキッズシューズ「スクスク」も展示し、オリジナルのスケールで子どもの足のサイズを測った上で、シューズを試し履きをしました。
どれだけ良いシューズを購入しても、自分の足に合っていなければ機能が活かせません。それだけでなく、歩き方や運動量にまで影響を及ぼしてしまいます。日々成長していく子どもの足だからこそ、定期的に計測して足に合ったサイズのシューズを選んであげてほしい。シューズ選びに対するアシックスの想いが込められています。

写真のはじまりにふれて、歩くということが特別な瞬間に。

シューズを試し履きした後は、日光写真のイベントへ。まずは日光写真がどんなものなのか、その仕組みについてのレクチャーを聞きます。
実際に日光写真を体験するのは子どもたちです。裸足になって足の裏に墨汁をまんべんなく塗ります。そのまま透明なフィルムに足を踏み付けて、自分のフットプリントを写します。
次は館内に移動して、フットプリントのまわりをデコレーション。アシックスのロゴマーク、丸や三角、四角といったモチーフの他に、紅葉シーズンのピークということで、紅葉の葉っぱも使ってアレンジしていきます。
飾りつけたフットプリントは印画紙と貼り合わせ。印画紙は光に反応してしまうため、暗幕で覆われたスペースでガラスの板で固定します。その後は芝生の上で太陽の光をじっくりと当てます。時間が経って印画紙を外してみると……フットプリントと模様が日焼けした肌のように焼き付けられているではありませんか。 印画紙には薬品が含まれています。それを水で洗い流し、乾かすことで、濃い色に変わっていきます。 最後に日干ししたら日光写真の完成!足形の残し方、感光と現像の仕方によって、人それぞれの個性を感じる仕上がりになりました。二つとして同じものが存在しない一点モノです。
写真はスマートフォンで誰でも簡単に撮れる時代になりましたが、日光写真という写真のはじまりにふれたことで、そのおもしろさを体験する一日になりました。日光写真は大人が小さい頃からある技法ですが、パパやママには懐かしく、子どもにとっては新しく映ったことでしょう。 わたしたちが当たり前のように行っている、歩くということ、写真を撮るということ。まるでアート作品のようなフットプリントを見るたびに、この日のことを思い出してくれたならば、うれしく思います。歩くという日常の行為が、特別な瞬間に。