フォーマルやドレスに合わせる、革靴の正解 フォーマルやドレスに合わせる、革靴の正解
靴のプロフェッショナルが教えるTIPS集
SHOES MASTER’S VOICE
vol.7 シーン別靴選び ー新入社員&冠婚葬祭編ー

#TIPS 2024.03.08

フォーマルやドレスに合わせる、革靴の正解

人が快適に「歩く」ためのシューズをビジネス、フォーマル、カジュアルなどのシーン別に提案しているASICS WALKING。そんな靴選びのプロフェッショナルが靴にまつわるノウハウをレクチャーする「SHOES MASTER’S VOICE」。第7回目は「シーン別靴選び ー新入社員&冠婚葬祭編ー」です。イベントやセレモニーが続く春。出席する人たちにとって、厳かな式典でのマナーは何が正しいのかわからないことが多いもの。それは靴選びも同じです。スーツやドレスなどに合わせるベストなスタイル、靴の正解をレクチャーしましょう。

入社1年目までを視野に入れた靴選びを

まずは、人生のターニングポイントにあたる就職活動に最適な足元からご紹介していきましょう。もう内定者が多い時期かもしれませんが、この会社で働きたいと思った企業の採用試験を受験する上で、日本では就活に合わせた身だしなみが勧められています。

日本における就活用のスーツスタイルは「リクルートスーツ」と呼ばれて、そこには革靴も含まれているんですね。アシックスウォーキングの店舗でも就活シーズンに学生のお客様が多く訪れます。「就活用の革靴を探しているんですけど…」とよく聞かれますが、就活の服装の大事なポイントは面接時に好印象を与えること。シンプルなタイプの革靴をおすすめしています。

男性の場合はストレートチップかプレーントゥタイプがベターです。一日中、あるいは連日のように多くの採用試験を受験する場合もあるので、クッション性と歩きやすさを重視したRunwalkは就活を一緒に戦っていく頼もしいパートナーになってくれるはずですよ。防水透湿性に優れたゴアテックスファブリクスを搭載したモデルもあるので、雨や雪の日の足元も心配ありません。

たくさん歩くのは女性にも当てはまることです。女性には足元を固定できるベルト有りのパンプスをご提案することが多いですね。ただし、エントリーしている企業で働くことをイメージした靴選びも重要です。たとえば、ホテル関係や航空関係を志望しているのであれば、ベルト無しのシンプルなパンプスがいいと言われています。また、アシックスウォーキングのパンプスもクッション性と歩きやすさが大きな特徴です。斜めにデザインされたヒールとクッション素材を使ったヒールリフトの組み合わせで、軽やかな歩きをサポートします。

ちなみに、一足だけを準備するならばカラーは黒がおすすめです。就職活動で履いた革靴は入社1年目までを視野に入れて使う方が多いので、長く履けるタフなモデルを選びましょう。


晴れの日に華を添える、クラシカルでエレガントな足元

次は人生の晴れ舞台である結婚式です。新郎新婦、そのご家族・ご親族、招待されたゲストも、お祝いの席を踏まえたスタイリングで出席したいもの。華やかなで幸せムードいっぱいの場におすすめの革靴をご提案します。

結婚式の革靴はいわゆるドレスシューズのカテゴリーなので、アシックスウォーキングでは、オーセンティックでクラシカルなストレートチップを男性におすすめしています。アッパーはきめ細やかなキップレザーのモデルを選ぶと、より華やかな印象の足元になりますよ。

いろいろな結婚式に出席して会場で足元をチェックしていると、いまの時代は自由に革靴を選ぶ方たちが増えている印象があります。それは若い方に限らずご年配の方にも共通しています。茶色の革靴やウイングチップ、ローファー、ストラップといった個性的なデザインも珍しくありませんし、驚いたのはご年配の方でもスニーカータイプを履いている場合があるんですね。新郎・新婦との関係性にもよりますが、結婚式での足元を見ているだけで、多様な価値観が表現されるようになってきたと感じます。

女性の場合、結婚式はストラップ無しのシンプルなパンプスをご提案していますが、ヒールはなるべく高めのほうがエレガントな印象です。歩きやすさを大切にしているアシックスウォーキングのパンプスでは、3cm、4.5cm、5cmの3種類の高さをご用意していますが、5cmよりも高くてシャープなピンヒールも結婚式にふさわしいモデルです。おめでたいセレモニーだからこそ、見た目重視で選ぶのもよし。ドレスも革靴も、エレガントな装いで。


シンプルかつ控えめな足元で、大切な人とのお別れを

最後は葬儀です。冠婚葬祭のセレモニーの中でも葬儀はもっとも控えめなスタイルがいいとされています。お世話になった大切な人とのお別れの日だからこそ、喪服に合わせた足元はシンプルに整えましょう。

男性の場合は喪主、ご遺族、参列者といった関係性によらず、すっきりとした内羽根タイプのストレートチップを選びましょう。内羽根タイプは冠婚葬祭のフォーマルなシーンに適しているので、あらゆる場面で汎用的に履くことができます。アッパーはマットな質感のレザーがしめやかな雰囲気に合っています。

葬儀の場合、ご遺族の方たちは男性も女性も靴の脱ぎ履きを繰り返すことが多いです。アシックスウォーキングの男性用の革靴にはやわらかい履き口のモデルもありますし、女性はストラップ無しのなるべくヒールが低いパンプスのご準備を心がけてくださいね。

晴れやかなシーンもしんみりとしたシーンも、アシックスウォーキングの一足がご自身や大切な人たちとの時間に寄り添う特別な存在になってくれるとうれしく思います。次回はアシックスウォーキングの3次元足形計測を例に、「自分の足のカタチを知ろう」をお届けします。

PROFILE

甲田愛子
アシックスウォーキング 渋谷 店長

2012年、アシックスジャパン株式会社に入社。以来、アシックスウォーキングでリテールを担当。地元である横浜を皮切りに店舗スタッフとして、アシックスウォーキング 横浜、鶴見、自由が丘に勤務。店長として、アシックスウォーキング 蒲田、自由が丘を歴任し、現在はアシックスウォーキング 渋谷の店長を務めている。
Photo:rai
Edit+Text : Shota Kato(OVER THE MOUNTAIN)