冬の北海道で発揮する、「Pedala CROSS WEATHER」の真価
1年を通してさまざまな天候で活躍する、「Pedala CROSS WEATHER」体験会レポート
Experience Pedala CROSS WEATHER

#Technology 2023.12.28

冬の北海道で発揮する、「Pedala CROSS WEATHER」の真価

話題の新しい野球場、エスコンフィールドHOKKAIDOを舞台に開催されたアシックスウォーキングセミナー。前回の記事では、ダイナミックなグラウンドの上での贅沢なウォーキング体験をレポートしました。今回の記事では、エスコンフィールドHOKKAIDOがある北広島市のニュータウン、さんぽまちを舞台に行われた、アシックスウォーキングの最新プロダクト「Pedala CROSS WEATHER」の体験会の模様をお届けします。さまざまな路面での歩行のためにつくられたシューズ、その真価を確かめていきましょう。さんぽまちを散歩しながら。

雪景色の北広島市で、「Pedala CROSS WEATHER」と歩こう

アシックスが北海道北広島市を拠点に活動するスタートアップ、株式会社Ambiとコラボレーション。北広島市における健康促進×まちづくりのプロジェクト「1000+1 Movement」の一環として、話題の新しい野球場、エスコンフィールドHOKKAIDOを舞台にウォーキングセミナーを開催しました。

セミナー終了後は参加者のうち、スマートフォンアプリ「ASICS WELLNESS CONSULTANT」の一日あたりの平均歩数が多かった上位10名と北広島市の街へ。アシックスウォーキングの最新シューズ「Pedala CROSS WEATHER」の体験会を行いました。

冬道のなかで実感する、「Pedala CROSS WEATHER」開発ストーリー

イベント前日から降り積もった雪の影響で、北広島市は見渡す限りの白銀世界に。さまざまな天候の路面で発揮される「Pedala CROSS WEATHER」のグリップ力を体験するためには、絶好の機会となりました。

「Pedala CROSS WEATHER」は雨の日や雪の日の歩行をサポートするシューズです。豪雨や台風をはじめ、ここ最近は異常気象が増えてきています。激しい雨や雪、さまざまな天候に対応できるタフなシューズのニーズは高まり、アシックスウォーキングに限らず、さまざまなシューズメーカーが開発に取り組んでいます。

「Pedala CROSS WEATHER」は複数のポイントにこだわって開発されました。まずは1年を通して履けるシューズであること。雪道や凍結した路面における歩行に特化したシューズは一足あると心強いですが、シーズンが過ぎて役目を終えると、シューズボックスやクローゼットで保管する時間が長くなってしまいます。1年を通して履ける「Pedala CROSS WEATHER」はライニングに防水透湿性に優れたゴアテックスファブリクスを採用しているため、冬は雪の浸入を防ぐだけでなく、夏は雨をケアしながらシューズ内はムレにくい。メンズとレディス、どちらのアッパーにも人工皮革を使用しているため、普段のお手入れもラク。下駄箱に置いておけば、必要なときに気軽に取り出すことができるのです。

2つ目はさまざまな天候の路面に対応するグリップ力です。ウォーキングに繰り出す前に、「Pedala CROSS WEATHER」のグリップ力を確かめるために、参加者全員で、あるテストを体験しました。この体験会のために特注した巨大な氷の板を並べて、「Pedala CROSS WEATHER」でその上に乗ってみる。足を滑らせてみると最初は慣れないものの、一定の距離で止まります。参加者の皆さんの「おもしろい!」「不思議、滑りにくい」といった驚きと興奮の声が、早くも「Pedala CROSS WEATHER」の真価を物語っていました。

凍結した路面におけるグリップ力、それを支える秘訣は靴底にあります。新開発のクロスウェザーソールは大小の六角形意匠で設計されていますが、デザインとしてはアシックスのシンボルであるハニカムイメージを打ち出しつつ、六角形という構造に裏付けられた機能が備わっています。大きな六角形意匠はアシックススポーツ工学研究所で歩行動作を分析した上で、体重がかかりやすいかかと部からつま先部にかけて配置されたもの。ガラス繊維を練り込んだラバー素材「ハイドロストッパー」を採用し、それを靴底面からわずかに突出させることで、氷の上をスパイクするようなグリップ力を実現しているのです。

大きな六角形意匠のまわりには小さな六角形意匠をレイアウト。この部分にはウェットグリップ性能に優れたラバーを採用し、さまざまな方向に対して路面の水膜を切ることで、濡れた路面でグリップ力を発揮します。さらに、かかと部のすり減りやすいヒールプラグには、耐摩耗性に優れた「AHAR(エーハー)」ラバーを採用。ちなみにヒールプラグは修理可能なパーツです。その意味でも「Pedala CROSS WEATHER」は長い間、さまざまな時期で楽しめる一足と言えるでしょう。

アシックスウォーキングならではの「歩きやすさ」

この日のように雪が降り積もり、所々に凍結や水溜りがある北広島市は、「Pedala CROSS WEATHER」のようなシューズが欠かせない場所であることは言うまでもありません。さらに言えば、ウォーキングセミナーで学んだ正しい歩き方を実践するのに適したロケーションです。

基本的に凍結路面や雪の上での歩行は滑るもの。いくらグリップ力に優れている「Pedala CROSS WEATHER」を履いていても、油断すると転んでしまうことも。また、「Pedala CROSS WEATHER」の靴底は溝が多く、雪を落としやすい構造に設計されていますが、どんな靴底の溝にも雪は詰まってしまいます。雪に慣れている参加者の皆さんは姿勢や動作を意識しながら、何気なく雪をはたき落として歩いていく。その自然な動作は雪道でのウォーキングの見本そのものでした。

ゴアテックスファブリクスの優れた防水透湿性、大小の六角形意匠による高いグリップ力、これだけの機能でも心強いですが、「Pedala CROSS WEATHER」にはアシックスウォーキングならではの要素として、「歩きやすさ」を大切にしています。それが凝縮されているのは中敷です。「この中敷、すごく気持ちいい」と、心地よいクッション性が雪道での快適な歩行をサポートしていたことも印象的でした。

想定外の大雪、氷点下の気温、凍える強風と、厳しいコンディションではありましたが、「Pedala CROSS WEATHER」体験会は無事に終了。アシックスウォーキングの科学的なアプローチから開発された「Pedala CROSS WEATHER」、その真価はさまざまな天候や路面での歩行に対応するものです。北海道から沖縄まで、季節を越えて、「Pedala CROSS WEATHER」でクロスオーバーなウォーキングを。

「Pedala CROSS WEATHER」体験会の会場となったのは「さんぽまち」。JR北広島駅西口に広がる北広島団地地区の愛称です。エリアを一周するようにつくられた散歩道「トリムコース」をシンボルに、広い空の下、豊かな緑のなか、保育園や学校、公園や運動施設が設けられています。一周5kmのトリムコースは歩行者・自転車の専用道路。信号機のない安全で快適なエリアには、通勤・通学する人、買いものに行く人、ジョギングやサイクリング、散歩を楽しむ人たちで賑わっています。