スマートシューズ「RUNWALK ORPHE」<br>ISETAN靴博2022でついにお披露目 スマートシューズ「RUNWALK ORPHE」<br>ISETAN靴博2022でついにお披露目
イベントレポート -ISETAN靴博2022-
RUNWALK ORPHE EVENT REPORT

#Technology 2022.10.14

スマートシューズ「RUNWALK ORPHE」
ISETAN靴博2022でついにお披露目

9月21日、歩容データを検知・分析し、専用アプリを通してココロとカラダの状態を見える化できるスマートシューズ「RUNWALK ORPHE」(ランウォーク オルフェ)が、ついにお披露目されました。発表会の舞台となったのは、国内外の名作・新作シューズが一堂に集う「ISETAN靴博2022」。 先進技術が投入された「RUNWALK ORPHE」は、いったいどのように受け止められたのでしょうか。発表会当日の模様をレポートします。
※歩容:歩行パターンのこと

9月21日、AM8時45分。伊勢丹新宿店 メンズ館1階に、開店前にもかかわらず人だかりができている一角がありました。集まっていたのは、これから行われる「RUNWALK ORPHE」の発表会を待つ各媒体のプレスの方々です。

発表会の舞台となったのは「ISETAN靴博2022」の会場。「ISETAN靴博2022」は、人気ブランドの定番、最新シューズのほか、靴博限定の別注企画など、ここでしか出会えない靴が一堂に集まる毎年恒例のイベントで、今年はRUNWALK ORPHEのローンチも目玉のひとつとなっています。

すでに発表会のステージ中央には、RUNWALK ORPHEの実物が鎮座。たくさんの参加者の視線が注がれる中、午前9時、「ASICS RUNWALK ORPHE発表会」がスタートしました。

まずは株式会社アシックス ウォーキング統括部 カテゴリー戦略部長の山口 充さんが登壇し、“走れるビジネスシューズ”をキーワードに開発された「RUNWALK」のヒストリーを紹介。そして「これまで培ったRUNWALKのDNAはそのままに、新たな挑戦から生まれた商品です」と、RUNWALK ORPHEを正式に発表しました。

一見、オーセンティックな革靴にしか見えないこのシューズに、いったいどんな仕組みが隠されているのか。来場者が気になるのはやはり、RUNWALK ORPHEの機能と使い方です。

ここからは株式会社アシックス アシックススポーツ工学研究所 スポーツコンテンツ研究部の草野 拳さんと、このシューズの肝となる小型センサー「ORPHE CORE 3.0」を開発した株式会社ORPHE代表の菊川裕也さん、株式会社HiRAKU代表取締役で元ラグビー日本代表の廣瀬俊朗さんを迎えて、トークセッションとRUNWALK ORPHEのデモンストレーションが行われました。

まずは草野さんが、「アシックススポーツ工学研究所では以前から歩容の研究を重ねてきたのですが、“歩く”という何気ない動作をセンシングすることができれば、そこから心身のコンディションの推測ができるのではないかと考えました」と、RUNWALK ORPHE開発の背景を説明。

センシングを担ったのは、株式会社ORPHEが開発した小型センサー「ORPHE CORE 3.0」。歩数や距離などの量的情報だけでなく、接地角度や立脚時間、歩幅の変動といった質的情報も収集でき、心と身体のコンディションをスコア化することが可能になったのだそう。

続けて菊川さんが、「『ORPHE CORE 3.0』は、縦4.5cm、横3.0cm、重さもわずか約20g。RUNWALK ORPHEのミッドソール部分のくぼみにセットでき、履いていても違和感はありません」と、実物の「ORPHE CORE 3.0」を手に取りながら説明を加えます。

さらに同社がデザインしたアプリ「ASICS ORPHE WALK」については、水をモチーフにしたデザインで見やすさと癒しを表現したとのこと。日々の歩行データが自動的に取得され、そのスコアや評価コメントを手元のスマートフォンで簡単で確認することができます。

そしていよいよRUNWALK ORPHEとアプリのデモンストレーションへ。実際に歩いて見せてくれるのは、以前からRUNWALKのアドバイザリースタッフを務める廣瀬さんです。

「RUNWALKはもともとカッコよくて快適な履き心地というのが魅力の靴。このRUNWALK ORPHEにはセンサーが入っているのに軽いですね。見た目も履き心地もこれまでのRUNWALKと変わりません」

実際にトレッドミルの上で歩きながらそう語る廣瀬さん。ここでは、わずか30秒間のウォーキングで瞬時に「今」の歩容状態を可視化できるという「手動歩容計測機能」を実演。歩き終えるとすぐに、30秒間の歩き方評価と心身スコアが画面に表示されました。

「心の状態を表すマインドスコアと、身体の状態を表すフィジカルスコアが、それぞれ0〜100の範囲で数値化されます。こうして手軽に心身スコアが確認できるので、もし値が低ければ、よりダイナミックにテンポを上げて歩いてみようというふうに、自ら歩行パターンを変えて心と身体を整えていくことができるんです」と草野さん。

実際に体験した廣瀬さんも、「歩行データを通じて自分をメタ認知できるのはいいですね」と、RUNWALK ORPHEの機能にあらためて興味津々。来場者の方々も、センサーからスマートフォンにリアルタイムで送信された歩行データが、瞬時にスコア化されアプリに表示される様子に驚かれていました。

最後に草野さんが、「アシックスが培った歩行に関する知見と、ORPHE社による先進的なセンシング技術を掛け合わせて、ビジネスパーソンの健康で快適なライフスタイルをサポートしていきたいです」とRUNWALK ORPHEの展望を語り発表会は終了。

廣瀬さん、菊川さん、草野さんへの囲み取材がはじまると、心の状態と身体の状態の間にある相関や、アプリに示される歩行のアドバイス内容、目標の販売足数などたくさんの質問が。この囲み取材は予定の時間を大きく超えるほど盛り上がり、RUNWALK ORPHEへの注目度と期待の高さを伺わせました。

さて大盛況だったプレス向けの発表会のあとは、伊勢丹 新宿店本館6階に場所を変え、お客さまに向けた、廣瀬さん、菊川さん、草野さんによるトークショーを開催。

ここでは草野さんによるRUNWALK ORPHEの具体的な機能説明に加え、廣瀬さんはラグビー選手時代の経験、実業家としての現在の日々、情報番組やドラマ出演時のエピソードを交えながら、アドバイザリースタッフとして関わるRUNWALKの魅力を紹介。

さらに菊川さんは、「歩くことで手軽に得られるリフレッシュ効果やリラックス効果が、ビジネスマンの普段のパフォーマンス向上にも役立つはず」と、RUNWALK ORPHEのコンセプトである「ココロとカラダを整える」をサウナに例えたトークを展開してくれました。

来場者のみなさんにとっては、RUNWALK ORPHEのプロダクトとしての特徴だけでなく、心と身体の状態を可視化することで日々のパフォーマンスを高めるという、スマートシューズのもつ可能性をぐっと身近に感じることができたのではないでしょうか。

「ISETAN靴博2022」で、正式ローンチされたRUNWALK ORPHE。同イベント期間中に先行予約を受け付けたのに続き、10月28日からはアシックスウォーキングオンラインストア、アシックスランウォークギンザなどで予約販売を開始します。気になる方はこの機会をお見逃しなく!
※アシックスウォーキングオンラインストアのみ抽選予約販売。