都市と自然のいいとこどり 「豊洲」ウォーキング  街歩きのススメvol.3

都市と自然のいいとこどり
「豊洲」ウォーキング
街歩きのススメvol.3

There are always things you start to see when time flows slowly.
Find new sceneries, smiles of children, and maybe something new about yourself.
Discover something special in this changing era. Let’s walk. Step by step.

#WELL-BEING 2021.10.28

活気溢れる豊洲市場と絶景スポットを巡る「豊洲」ルート

爽やかな秋風とやわらかい日差しが心地よい季節。今日は、長年東京の台所として親しまれてきた築地市場の移転先「豊洲」を歩いてみましょう。元々は工業地だった豊洲は、今は海という自然と都会的なビル群が同居する、新たな魅力あるエリアとして親しまれています。
今回のコースは、ゆりかもめ「市場前駅」を起点に、まずは「豊洲市場」へ。その後は穴場の絶景スポット「屋上緑化広場」へ向かいます。そして「豊洲ぐるり公園」を歩いて気持ちいい景色を堪能したら、「豊洲駅」でゴールです。

【スポット①】いつもより少し早起きして「豊洲市場」で社会科見学

大きなニュースにもなった「豊洲市場」のオープンは2018年の10月。旧築地市場と同じく日本中の水産品・青果が集まる食のプロのための市場ですが、観光客の目線もふんだんに取り入れて、より親しみやすくなっているのが特徴です。
見学者エリアと屋上緑化広場は自由に回ることができるなど、観光客向けの動線がしっかり確保されています。また、飲食店や物販店舗ではプロ御用達のショッピングや飲食を楽しめます。

ゆりかもめ「市場前駅」改札を出たら、「本日は開市日です」と書かれた看板が目に留まります。駅と豊洲市場はつながっているので、迷わずたどり着くことができます。ここがウォーキングコースのスタート地点。豊洲市場は広大で4つの建物に分かれています。今回は観光客にとって見どころの多い「6街区・水産仲卸売場棟」を主に訪ねます。

6街区・水産仲卸売場棟には見学者用のエリアが設けられています。見学者通路を通り、3階の「見学ギャラリー」を目指しましょう。真新しい建物は衛生面も申し分なく、清潔でにおいもほとんど感じられないほどです。見学ギャラリーからは、一般客は立ち入れない水産仲卸売場の買出し人通路の様子や、市場内で使われている運搬車「ターレ」の展示を見ることができます。

都市と自然のいいとこどり 「豊洲」ウォーキング  街歩きのススメvol.3

※2019年12月時点のマップです。

【スポット②】都心のオアシス「屋上緑化広場」は知る人ぞ知る穴場スポット

4階にある削り節や厚焼き玉子など、様々な専門店が立ち並ぶ「魚がし横丁」を通り抜けたら、6街区・水産仲卸売場棟の屋上へ。ここには誰でも入ることができる「屋上緑化広場」があります。3階の見学者通路からエレベーターに乗って、5階の屋上プロムナードで降ります。さらに階段を上がれば到着です。

屋上緑化広場では、東京タワーやレインボーブリッジ、高層ビル群など、湾岸エリアの絶景を楽しむことができ、一見の価値があります。比較的新しいスポットのためか、人が少ない穴場なのもうれしいところ。遮るものがない爽快な景色をゆったりと味わいましょう。

次は屋上緑化広から伸びるブリッジを渡った先にある「豊洲ぐるり公園」へ。ブリッジはガラスの壁に囲まれていて、空中散歩気分が味わえます。突き当たりにあるエレベーターを降りれば、そこは豊洲ぐるり公園です。

都市と自然のいいとこどり 「豊洲」ウォーキング  街歩きのススメvol.3
【スポット③】ぐる~り海辺の景色を見渡せる「豊洲ぐるり公園」でリフレッシュ

豊洲ぐるり公園は、その名のとおり、豊洲埠頭をぐるりと囲むように整備された公園です。1周が約5kmあるので、ウォーキングやジョギングで愛用する方も多いようです。敷地がすべて海に面していて、場所を移るごとに見える景色が変化するのはこの公園ならではの楽しみ。都心であることを忘れるほど静かで、吹き抜ける風が心地よいです。湾岸エリアの絶景を心ゆくまで楽しむことができます。

豊洲大橋の下は日影になっていて、階段状のベンチでゆったりくつろぐことができます。豊洲ぐるり公園から「ららぽーと豊洲」方向に歩けば、今回のウォーキングコースのゴールである「豊洲駅」です。

都市と自然のいいとこどり 「豊洲」ウォーキング  街歩きのススメvol.3
都市と自然が溶けあう湾岸エリアウォーキングで身も心もオープンに

巨大市場が移転してきたことで、さらに魅力が増した豊洲エリア。

「豊洲市場」で働く人たちや、食のプロ御用達のお店を見て回るのは、ちょっとした非日常な体験です。好奇心を大いに刺激されながら歩く市場内は、歩きやすく整備されていて、迷うことなくスムーズにウォーキングできます。

「屋上緑化広場」や「豊洲ぐるり公園」では、他ではなかなか味わえない360度のダイナミックな風景がごちそうに。明日からまた、頑張るチカラをもらえそうです。

新しい東京の景色が広がる街でありながら、自然のパワーも存分に感じられるのが豊洲の面白いところ。秋晴れの休日にぜひお出かけください。

都市と自然のいいとこどり 「豊洲」ウォーキング  街歩きのススメvol.3

東京都中央卸売市場豊洲市場

住所:東京都江東区豊洲6-4
電話:03-3520-8205(代表)
営業時間:5:00~17:00(見学者コース)
休日:日祝・一部水曜

豊洲ぐるり公園
住所:江東区豊洲六丁目1番先、江東区豊洲五丁目1番先
電話:03-3520-8819(豊洲ぐるりパークセンター 9:00~17:00)
HP:https://toyosugururi.jp/

広瀬未花
フラワーコーディネーターから、ファッションモデルに転身。
ヨガインストラクターの資格も持ち、ヨガ雑誌やヨガイベントにも積極的に出演。
また、テレビ番組『朝だ!生です旅サラダ』では、異例の5年目「旅サラダガールズ」として世界中を旅している。そのほか、小林製薬「香るスティック」CMや、ナノ・ユニバース公式YouTubeファッション番組のアシスタントも務めるなど、幅広く活躍している。